相談員の仕事の中に、ご家族様との調整があります。
たとえば、ご利用者様の具合が悪くなった時に
体調が悪化する前に受診を勧めよう。
平日は、だいたいのご家族様はお仕事中。
「・・・体調が悪いので受診をお勧めいたします。来所お願いできますか・・?」
「すいません。。仕事が終わってからでないと行けないので
様子見してください。明日、受診します」
「コロナがあるので、受診は避けたい。市販薬で様子見ていてください」
自宅にいる人でない限り、すぐに駆けつける事は難しい。。
私も仕事をしているから、この気持ちとっても分かります。
でも、でも!考えて欲しい。
介護の仕事をしているからこそ「今しかできない事」の最優先は『親』のことなんだって強く強く感じます。
施設暮らしの父や母が、体力が弱っている。そんな時、心も弱くなっている。
「誰にも心配かけたくない」「このくらい大丈夫よ」「こんな状態で生きてるなら死んだ方が良い」
ご利用者様は言葉に出さないけど。心の声でそう言っていることが聞こえる時があります。
コロナで、受診が遅れることも多々あります。
でも、考えて欲しい。本当にコロナだけを恐れていいのか?
もし、受診を伸ばしたいなら、せめて側にいてほしい。
「お母さん、大丈夫ね?」「おとう、どうした?一緒にいるからもう大丈夫よ」の言葉が一番の薬になる。
親の為に使った時間。
この時間や行動が思い出になった時
この時間が多かったほど、自分が救われます。
現実問題、親と同居して、ご家族で介護しながら住むというのはすごく大変です。
親族だからこそ、介護を一人でしてしまうと、イライラが募ると厳しい言葉になってしまう。親族以外に、介護者を増やして、みんなの目で介護していくことは、介護される側、する側にとってとても重要です。
それを利用しつつ、でも、メインはご家族様!ご親族様です!
コロナを恐れるなら、仕事が忙しいなら、日常から、親の心の安定を保たせることが一番の健康管理になるし、病気の回復になります。
大切な大切な、ご利用者様。
みんな私のお父さん、お母さんだと思っています。
いろいろ話しかけて、安心して暮らせるようにしていきたい
と行動しますが、ご家族様、ご親族様が来所、電話等、関わってくれる時の喜びには勝てません。
仕事、コロナより大事なもの。親。ご親族
弱っている連絡があった時ほど、仕事も段取り付けて
コロナでも受診が必要なら受診をして
1番に考えて欲しい。
(^_-)-☆行動あるのみ!