・ 新人から「教えないのに、やれっていうんですよね」
・介護リーダーから「新人は、自分で考えてやらない。どうしてこの介助をする必要があるのかを理解しないで、言われたからしている感じ。だから、現場で考えるよう1人で介護させるようにしている」
・機能訓練士から「介護の新人、また辞めないか心配。指示ばっかりだして可哀そう。あれでは、何をしたらいいのか分からなくなるよ」
相談員は、ずっと現場にいない。
この3人の話を聞くと、矛盾を感じる。
この新人さんは、介護経験無し。介護資格無し。
1か月は、介護リーダーがずっとつきっきりで教えていたはずなんだけど。。。
60人の大規模デイサービスなので、現場は司令塔がいないと動きずらいんではないかな?
介護職の離職率高いです。1年以内にほぼ辞めていきます。
辞めてしまうと、仕事を教えた労力が全てゼロになる。
それ以上に、ご利用者様が「また、辞めたの。いい子だったのに」と辞めることに、施設に不信が出る。
介護職も、退職する時にご利用者様が不穏にならないようにと、あえて退職挨拶しないことが多い。
新人教育について、現場には、リーダー、中堅社員がいます。
私の考えでは、リーダーは、現場の大まかな指示を出して、中堅が新人に教える方法が理想かな思っています。
中堅の方が、新人の頃の気持ちを覚えているし、リーダーが教育すると、自分のスキルレベルで「このくらいもできない」ということがおきやすいからです。
現場を注意してみると
「今、これしないでください」「周りをみて、仕事しないと」
注意ばかりしている。それも大きな声で。そのたびに新人は「すいません」「はい」と不満そうな表情で返答して動いている。
次の日、リーダーがお休み。
新人さんの現場での動きを見ていると
何をしていいか分からない様子。周りの先輩たちへ聞きたいのだろうが、みんな忙しそうなので遠慮している。
新人さんへ声をかけてみた。
「教える人によって、介護の仕方が違う。周りを見て動いてと言われたから、動くと、違うと怒られる。ご利用者様からお茶のお替りしたいから継ぎにいったら、この仕事はしなくていい。自分の仕事に戻れと怒られる。何をしていいか分からない」
機能訓練士が「指示ばかり出されて、辞めないか心配」
まさに、その通りだった。
現場職員がそれを感じているなら、ご利用者様も感じている人がいるはず。
中堅職員は、仕事が慣れているので、良い意味で手抜きをすることがある。
介護リーダーが来て、手抜きされたことを知った時に
新人に言った「なんで言われた通りにしてないですか?これ教えましたよね」
新人は中堅がこのように仕事の指示を出したとは言えない。
中堅が怒られるから。
そして、中堅が「私が、そうしてって言った。ごめん」と介護リーダーに謝ると
「そーなんだ。それなら良いよ」と返答。
???????????これだ!!!!
リーダーは、中堅社員に対して注意できない。
ここで本来なら、新人に注意ではなく、
・中堅に、このような指導をしないように注意
・中堅、新人になぜ、この仕事の仕方がダメなのか理由を指導する
ここが、抜けている!
そしてもう一つ
・新人がある程度1人で判断して動けるようになるまで、教育指導担当は1人にすることが大事
リーダーが忙しい時に、代わるがわる介護職員を指導としてつけていた。そうすると、みんなやり方が違うので、どれを実行したら良いか分からなくなる。
ここまで、私の持論を書いたのですが、
けっして、正解はなく、他の方の考えやもあります。
では、私にできることは何か。
新人さんと会話を増やす。
自然に質問しやすい雰囲気をつくっていく。
この新人さんとは、年齢も近く、子育ての話をす仲なので、これからはもっと会話をしようかと。
自分を振り返ると、介護の仕事を覚えるまで本当に、大変で必死でした。優しい先輩ばかりでなかった。
人で不足なので、介助は1,2回教えられたら、1人で実践。ヒヤリハットが続いて、落ち込んだ時もありました。
新人さんに、頑張って!とは言わない。
「分からない時、聞いてね」
「何かあれば、変わるから声かけてね」
私が、新人の頃に、先輩にしてほしかったことを実行します。
私の失敗談をいっぱい話ました。
心が楽になったみたい笑
介護技術は続けていれば向上します。
1番は、ご利用者様を思う気持ち。
この新人さんは気持ちがあるから介護職が向いている!
私に出来る事をして、心から応援してます♪