食事について考える。
食べる=生きる事。
経口で食事がしっかりと取れれば、病気や皮膚疾患になっても回復がはやくなります。
実際に、褥瘡ができると、栄養状態が悪いと中々、回復しません。
その為、栄養ゼリーやエンシュア(栄養飲料)を処方したりします。
ご利用者様の高齢化にともない、これまで常食を召し上がっていた方が
入院から戻ると食が細くなり、嚥下も落ちていることがある。
その際に、栄養やカロリーを取ってもらうために、栄養ゼリーをつけて
ごはんを半分にすることがあります。
まったくごはんを召し上がらな方が、ゼリーの方が食べやすいので
ゼリーから促します。
ご家族様の中には「ゼリーではなく、お米やお肉、野菜を食べさせて欲しい。ゼリーは食べれる分で良い」と希望する方もいます。
最終的には、食事から栄養や水分が取れて
元気に過ごすことを目指します!
ミキサー食(トロミ)を全介助で召し上がっているご利用者様。
しかし、嚥下がおちてきたので、胃ろう検討。
気長に、全介助して食事をしたり、ねばって食事をしても、
召し上がる方は、疲れて、嚥下能力が落ちて、誤嚥性肺炎のリスクが大きくなります。
口から召し上がることを止める。この決断はとても難しいと思います。
自分の親が胃ろうになったら。でも、生きるためならって決断します。
でも、
最終的には、食事から栄養や水分が取れて
元気に過ごすことを目指します!
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デイサービス等では、食事時間が約1時間程と決まっている。
ご自身のペースで召し上がるのが一番なのですが
介助が必要な方になると、介護士の数や介助スキルによって
食事を十分に召し上がれないこともあります。
食事前に、口腔体操をする。
ほっぺたのマッサージ。声を出して、口の周りの筋肉を動かしたり、
唾液を出すことで嚥下がスムーズになります。
食事を自分で出来るようするため
・自分の歯を出来るだけ残す。
・入れ歯であれば、自分に合う入れ歯で食事をする。
➡歯茎が痛くなると、噛むことが苦痛になってきます。
・口腔体操や、マッサージ、声を出す。パタカラを発生する。
・自分で、召し上がる。
➡そのすることで、嚥下(飲み込む)の、反射が置きやすい。
あきらめない
介護現場にいると、
介護者側が諦めてしまうと、
目に見えて、日常動作のレベルが落ちていきます。
だからこそ、
介護される側、介護する側が
一緒に継続できる方法を選択しなければなりません。
食べる楽しみをいつまでも