みず☆幸せ体操

~背骨コンディショニング体操〜いつまでも自分の家で生活出来る私になる~

成功する集団体操の指導方法

デイサービスで集団体操をする時に私が実践していること。

「歯切れよく元気よく大声を出す」「声で説明する」

前に出て、一緒に体操をする時に、全部のご利用者様から見えやすい場所に立つ事はもちろんしているが、それだけでは、全員体操をしていただけません。

 

「歯切れよく元気よく大声を出す」

やさしい声を出すと、イメージ的にやーんわり、ふわ~とした感じになる。それが良い場合もありますが、体操は午前中にすること多いので、やさしいと眠ってしまうご利用者がいるんです。

歯切れよく大きな声を出すというのは、元気よく体操するということで、目を覚まして活性化させるために行っています。

耳が遠くて、視力が良いご利用者様は、体操を真似してくれます。

 

「声で説明する」

これは、とても大事です!

ご利用者様は、耳が遠い方がほとんです。体操をしている姿がぼんやーりと見える方でも、声で動作説明をすると、動いていただけます。

「深呼吸」と伝えるより「両手を上げて大きく深呼吸」と伝えたほうが、動作が伝わります。

全盲弱視の方がいると、より丁寧に声で説明しています。

 

集団体操をやり始めの頃は、何をして良いか分からない。

体の健康レベルが違うご利用者様がいるのに、誰に合わせていいか分からない。と悩みました。

元気に歩き回る方、認知症の方、片麻痺の方等、みんな一緒に体操をさせなければならない。

結論:「まず、出来る範囲で運動してください。痛いところがある方は、無理しないでください」と伝える。

この言葉は、運動指導する方も、運動する側も身心共に楽なることがです。「無理しなくてもいいんだ」と思うからです。

 

その上で、体操は何をしてもいい。上の2点を実践して、あとは、目の前のご利用者様を見ていると自然に「今日は、みんな眠そうだな。それなら、両手を上げて体を伸ばすことから始めよう」とか、「声か出てないから発声からしよう」等、その場で体操が湧いてくるようになります。目の前のご利用者様になった気持ちで、自分だったらこの運動がしたいと思う運動をしていけば良い。

 

そこに至るまではどうしたら良いか?

深呼吸、手のグーパー、足のつま先上げ、カカト上げ、

体の末端の運動からしていくのが良いかなと思います。

所々に両腕を上げての深呼吸を入れて、血圧や自律神経を落ち着かせながら、話をしていくと、自然とご利用者の気持ちも和らぎ、手も上がってきます。

肩が楽なって上がることを体験したご利用者様は、体操して良かった!体操って体が元気になるんだって、明日も参加するようになるでしょう!!

 

集団体操、1番苦手ででしたが、ご利用様が元気になっていく姿を見て、1番好きになり、ライフワークにしたいと思うようになりました。

いっぱいいっぱい、現場で体操してください。失敗しても大丈夫。ご利用者様は、寛大で、逆に応援してくれます。ご利用者様から感動や優しさをいただけます。

 

実行あるのみ♪