尿の匂いがきつい。尿が濁っている。
膀胱炎です。尿路感染症です。。。。
またか。。。。改善したい。水分摂取を多くしたい。
60名の大規模デイサービスでは、トイレ希望者が殺到すると、すぐに連れて行ってあげる事ができないのが現状。順番を待っていただく。
ただでさえ、水分摂取量が少ないご利用者様。
トイレにすぐ行けないとなると、自然と水分も飲まないほうが良いと摂取が少なくなる。
そうすると「尿の匂い・・」「膀胱炎・・」とループ。
中には、尿路感染症で熱発者出る事がある。
提供するお茶はコップ1杯200cc程の量だが、ご利用者様は「飲みたくない」「喉が渇いてない」と半分ほどの摂取の方が多い。でも、声けかをする。
「水分とったら、血流が良くなるので血圧も上等になって、尿も出るから元気になるよ」とどうして水分が必要かを説明する。
でも、強制は出来ないので、摂取拒否あればコップを下げていた。
よし!!最低でも、午前中のコップ1杯のお茶、午後のおやつのお茶1杯は、コップ全量を飲み干していただこう!」
この現状を変えたい。変えなければいけない!!
その思い出で、今回から
「コップ全部飲み干してほしいです。みんな水分不足だから、
ちょっと頑張って飲んで欲しいです。お願い致します」
そ声かけをする。
ご利用者様「そーね。不足なんだね」と仰り、飲んでいただけた。2,3回同じ会話をしてお願いし続けると、全量飲み干していただける方がほとんどだった。
ヽ(^o^)丿ヽ(^o^)丿ヽ(^o^)丿やったー
正直、びっくりしました。
こんなにご利用者様は、協力的で水分が取れるんだ♪と発見でした。
これまでは、声かけだけして、本人が飲めないと言われたら、無理して飲ますわけにはいかないとコップを下げていました。
水分量が、コップ1~2杯摂取量が増えると、トイレの回数やパットへの失禁はどうなるか?
トイレ回数が増えて、トイレ待ちが増えないか。。心配でしたが、変わりなし!
これまで水分が足りてなかったから、尿量も少なかったのかもしれないと推測。
水分摂取の目標として「1日最低、コップ’(200㏄)2杯は飲でください。目標はコップ3杯以上です」と説明をしました。
コップ3杯でも500ペットボトル1本だから少ないでしょと仰るかもしれません。
そうなんですが、運動をするわけでもなく、ほぼ一日座って、寒いと過ごされるご利用は、喉がかわかないんです。
80代以上が多いため、ご利用者様同士で会話も弾まない。年齢的にも喉は乾かないというか、喉の渇きを感じにくい。
水分摂取を増やすために、過去の私のグログにも
「水分セリー」➡単価が高くて実現できなかった。
「とろみでゼリー状にして」➡おいしくない。
「寒天ゼリー」➡熱処理が入るので、厨房で時間的に不可。
「ポカリ」等ジュース➡コスト面と手間がかかるので実現不可。
「お茶を濃く作る」➡変化無し。
「お茶の種類を変える」➡変化無し。
いろいろ試したが、ご利用者が「飲めない」「おなか一杯」「喉が渇いてない」と返答されたら、無理に飲ませられないし。。。そこで、アクション終了していました。
今回、ご利用者様が水分摂取に協力してくれた事には、成功理由が3つあると思っています。
1.正直に現状をお伝えした。「水分が不足しています」➡自分が水分を摂取してないと認識していても、不足しているとは分からなかった方もいた。
2.個人ではなく「みんな水分が不足しています」と、みんなとしたところ。➡ご利用者様は、周りへの気遣いがあるので、みんなに迷惑かけると思ったら、行動する。
3.お願いした。「ご協力お願い致します」➡ご利用者様は、職員に対して迷惑をかけたくないと思っているので、協力する姿勢がある。
ご利用者様は、介護者側が思っているよりも動けるし、理解も、協力もしていただける。
水分摂取が足りないのは、ご利用者様への説明と飲んで欲しいという思いが伝わってないことが原因の1つだと実感。
コップのお茶を飲み干すことをお願いするからには、美味しい飲み物を提供したいと考えました。
・机に、一輪挿しの小瓶をいて草花を飾る。
・コップをお膳に乗せて、ポットを持って、ウエイトレスのように歩き回り「おはようございます。飲み頃のお茶ですよ!温かいうちに飲んでくださいね」とご利用者様の目の前でコップの半量を継ぐ。
・全部飲み干したことで、「飲み干した成功体験」をしてもらい
お替りをコップ半量入れて、水分量みんな不足している説明をして飲み干しをお願いした。
介護職員の仕事効率で、コップに多めに水分を入れて置くと、だんだん冷めて美味しくなくなる。冷めきった頃に「飲んでください」と言われても「飲みたくない」「美味しくない」と思う。当たり前のループですね。
水分摂取。解消の糸口が見つかってホットしました。
これから、継続が必要です。
今回の方法は、経費もかからず、ご利用者様とコミュニケーションをとることも出来、メリットが多い。
今後の変化も、グログに掲載します。
継続あるのみ♪